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JapEn 2020 監督:肄'teza

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2005年から始まった「JapEnシリーズ」も今年で16年目を迎えました。今年もこうして制作を進められるというのは、これまで本シリーズを紡いできた過去制作委員会の皆さのお陰です。この場を借りてお礼を申し上げます。そして、回のご挨拶が主にペンスピナーの皆さま向けになること、予めご容赦ください。

「JapEnシリーズ」はいつでも日本のペン回しシーンの中心にありました。日本のペン回しが世界的に高い水準であるのも、我々がいつの時代でもペン回しに熱狂しているのも、本シリーズが毎年途切れる事なく制作されてきたからに他ならないでしょう。「JapEnシリーズ」は、日本のペン回しの「本質」と言えるのです。

しかしながら、その制作体制は長らく不安定なままであるのも実情です。この先の更なる日本のペン回しの文化の発展と技術の進化の為にも、本シリーズの制作基盤を固めるのは必須であると考えています。

そこで2020年に制作される本作を機にその足掛かりとなる為に『JapEn Project』を立ち上げ、本作のナンバリングをこれまでの序数から西暦での表記に変更することに致しました。主催である「JapEn Board」が主体となって、本プロジェクトを基に、制作に関わる規定やガイドラインの作成、制作ノウハウの蓄積、及びそれらを活用することによる制作へのハードルの低減を目指して参ります。

これまでの「JapEnシリーズ」では、制作や本編そのものを遠巻きに眺めるだけの方も多かったと思います。しかし、いくら機能的に制作が進められることになったとしても、本編の映像制作を担当する者や本編で演技するペンスピナーを賄う事はできません。なのでこれを読んでいる皆さんには「JapEnシリーズ」そのものに対してより興味を持って頂き、活動の応援、そして皆さんの制作への参加を賜れたら幸いです。そういう意味で『JapEn Project』は、制作委員会のみではなく、日本のペンスピナー全員で作り上げていきたいと思っています。

 

ナンバリングを変更したのも私のこの強い思いを形にし、共有する為であります。この決断は容易な物ではありませんでしたし、そう簡単に受け入れられる物でもないと存じております。しかしながら、前作『JapEn 15th』では、かつてないスケールと前監督の大志の元、本シリーズに新しい風が吹いたのを実感した方も少なくないはずです。本プロジェクトは、これまで紡がれてきた伝統に最大限の敬意を尽くし、この風に乗り制作を進めて参る所存です。

本年の『JapEn 2020』、及び『JapEn Project』をどうぞよろしくお願い致します。

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